VPP💡とは?
2020/04/10付のcnet japanにてオフグリッド電力「VPP Japan」が資金調達・時価総額ランキングで首位になったことを伝えました。
フォースタートアップスは4月9日、成長産業領域に特化した情報プラットフォーム「STARTUP DB」において、2020年1月から3月までを対象とした「国内スタートアップ資金調達額ランキング」を発表した。
・・・ 中略 ・・・
それによると、電力コストの経営課題を解決する次世代サービス「オフグリッド電力サービス」を提供するVPP Japanが、みずほ銀行をエージェントとしたシンジケートローンにより、総額100億円の資金調達に成功。2020年3月時点の資金調達金額ランキングで首位となった。
cnet Japan
VPPとは、バーチャルパワープラント(Virtual Power Plant)の略で、日本語に訳すと「仮想発電所」となります。
オフグリッド(過去のBlog記事を参照)は主に各家庭で使う技術ですが、それだと、電力が足らない場合や大きな工場などには使えません。ざっくり言うと、それを補うためにオフグリッド発電をまとめて、一つの大きな仮想発電所に見たてるのが、VPPとなります。
VPPはブロックチェーンなどのIT技術を組合わせて、電気の売り買いなどにも応用ができ、色々な可能性があります。正直、これからの日本の電力供給は防災、脱原発、気候変動対策(脱火力、脱石炭)の観点からみても、「再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力、潮力、地熱など)+オフグリッド+VPP」だけで良いんじゃないかと思います。
最後に、あの電気自動車を作っているTESLA社がオーストラリアで、政府も協力して、すでに大規模なVPPの実証実験が始まっているようです。日本でも早く使えるようになる日を楽しみにしています!