2020年台風10号🌪(ハイシェン)
2020/09/05時点、沖縄、九州地方に台風10号が近づいています。台風10号の情報は以下の通りになります。
この大きさは過去最強クラスになります。接近時の気圧は930hPa以下になると予想されています。海面温度が解析値のある1982年以降で最も高い30℃以上のため、勢力を落とさずに上陸するおそれがあります。最近では、2018年21号が、950hPaで上陸。25年ぶりに「非常に強い」勢力で上陸し、関西空港が水没、大阪など近畿で甚大な被害が発生しました。
930hPa以下になると、「非常に強い」かその上の「猛烈な」台風になる可能性があります。仮に930hPa以下で上陸した場合、統計が取られている1951年以降、3つしかありません。
順位 | 台風番号 | 上陸時気圧 | 上陸日時 | 上陸場所 *1 |
1 | 6118 *2 | 925 | 1961/9/16 9時過ぎ | 高知県室戸岬の西 |
2 | 5915 *3 | 929 | 1959/926 18時頃 | 和歌山県潮岬の西 |
3 | 9313 | 930 | 1993/9/3 16時前 | 鹿児島県薩摩半島南部 |
4 | 5115 | 935 | 1951/10/14 19時頃 | 鹿児島県串木野市付近 |
*1: 当時の市町村名等で示す
*2: 第二室戸台風
*3: 伊勢湾台風
単純には換算できませんが、以下のJAXAの資料にて、アメリカで使っているカテゴリーに変換します。すでに今の時点でカテゴリー4です。これ以上、発達すると、カテゴリー5の台風になりかねません。
出典元:JAXA
先ほど、気象庁と国交省が合同で記者会見を実施し、「100年に1度」上回る大雨を想定した行動をする様にと注意喚起がありました。今後、特別警報級の勢力まで発達するおそれがあるとのことで、「風雨が強くなる前に、早め早めの避難、安全確保を」と強く呼びかけました。
とても厳しい試練ですが困難を乗り越え、少しでも被害が少なくなる様、一人一人が心がけたいと思います。